(一社)児島青年会議所2017年 理事長所信

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2017年理事長        森本 雄也
勤務先   ㈱アーステクノクリエイションズ代表取締役
生年月日     昭和52年8月9日

【はじめに 〜地域をつなぐ強固たる鎖となれ〜】

 日本における青年会議所運動は1949年に「新日本の再建は我々青年の仕事である」という使命のもと始まりました。明るい豊かな社会の実現を理想とし、その運動は私たちの「まち」児島にも青年会議所設立の機運が高まり、1956年設立以来、現在まで60年間という月日を児島の歴史とともに歩んで参りました。様相を変えながらも我々の生まれ育った「まち」の発展を創造し続けることは昔も今も変わらず継承され続けています。
その歴史を継承してこれたのもこの組織がこの地域のオピニオンリーダーを数多く創出し、その役割を果たしてきたからだと考えます。私は、青年会議所と出会い、同世代でありながらリーダーとして、立ち居振る舞いもさることながら、地域に対して考えや思いを熱く語り行動できる人と数多く出会うことができました。「いつかは、あんなリーダーになりたい。」その一心が、私の青年会議所活動での原動力となっていきました。2017年は我々が地域のリーダーとして憧れの存在であるために、強固でつながりのある地域と連携した運動を展開し一人が誇れる強い組織の構築を目指していきます。

 

【すべてのつながりが「まち」を変える】

 児島で青年会議所の運動が始まって60年が経過した今、私たちの行ってきた運動はどれだけ市民に浸透しているのでしょうか。私たちの運動は青年会議所の名前を周知することが目的ではありません。地域や社会に良い影響を与えているのであれば、自然と認知されて当然だと考えます。私たちの運動は私たちの自己満足で終わっていないか、私たちの運動の目的や理念は正しく市民に伝わっているのか。また、私たちの活動や事業を市民に発信する際、私たちが何をするか・何をしたかよりも、何のために行うのか、地域社会に対して問題の提起と解決策の提案がなされているのかを重要視しなければならないのです。そして、地域社会の持つ問題や課題を中立的立場で受け止め、様々な視点から正しく分析し取り組むべき事柄を抽出する必要があります。そのためには地域社会で起こる事象を検証し、市民の声に耳を傾け常に双方向で受発信できる体制を整える必要があります。また、企業・行政・学校・メディア・他団体等との情報・意見交換の場を設け、常に協力・連携できる体制を整えることで私たちの運動を効果的に発信できるだけでなく、災害など有事の際には迅速な対応が取れることにもつながると考えます。また、この地域の未来を担う子供たちには、地域をこえた人と人のつながりを感じる事の出来る機会や環境を提供することで、家族の大切さや、地域の魅力を感じてもらう事とともに、自らが生まれ育ったまちに誇りを持てる人財の育成に努めることで、未来の地域のコミュニティ構築につながると考えます。我々の運動が多くの市民が積極的に地域コミュニティに参画できる機会を創出することで、活力ある「まち」児島へとつなげて参ります。

 

【誇りあるJAYCEEであるために】

 近年の児島青年会議所は、十分な会員拡大ができているというわけではありません。そのような中、経験豊富なメンバーの卒業により入会3年未満のメンバーの割合が非常に多くなり世代交代が急激に進み、経験の浅いメンバーの育成が急務な状態にあります。青年会議所の宝は紛れもなく「ひと」であり、青年会議所メンバー一人ひとりの成長がなければLOMの成長はありません。LOMが成長することにより地域を牽引する人財が増えていくのです。そのメンバー一人ひとりが、地域に誇れるリーダーでなければならないと考えます。そのような地域のリーダーであるためには、しっかりと自らが輝き、魅力溢れる人間でなければならないのです。
 そこで、本年はこれまでの青年会議所の運動を紐解き、青年会議所という組織の魅力を感じることのできる「誇りあるJAYCEE」の育成に努めるとともに、一人でも多くの地域のオピニオンリーダーを育成する事業を展開して参ります。我々の住んでいる地域をより良くするために、皆で様々な議論をし学び合い、率先して行動することで自分自身を磨き上げていく。そしてその時に培われたかけがえのない友情を生涯の宝とする。これこそがJC三信条である「修練・奉仕・友情」ではないかと私は考えます。この三信条に則り、次代を担うリーダーとなるべく自己研鑽とメンバー同志の切磋琢磨を繰り返しながら、地域に貢献する活動を行い、また互いの友情を深められる活動を実践していきます。そして、この歴史を継承する人財の育成は、JCの実体験からなる説得力ある言葉であり、なによりもJCを知り、地域に誇れるJAYCEEへの成長の一歩としていくことで、LOMの発展につなげて参ります。

 

【むすびに 〜未来に向かって〜】

 「青年が積極的な改革を創造し開拓するために、能動的に活動出来る機会を提供する」
これは、青年会議所が定めるJCIミッションです。
青年会議所は40歳までという限られた時間の中で、毎年新しい英知を導入し創始の志を受け継ぎながら時代の先端を切り拓いてきました。地域の問題を市民の中から掘りおこし、市民とともにその解決をはかり、一人でも多くの市民意識を変革する機会を提供するという使命を胸に、常に努力を惜しまず、どこかで誰かの役に立つことを信じて、自分自身や地域社会に、時代に最良の変化を起こし続ける。それがJAYCEEであります。そして今、その志と責任を受け継いでいるのは紛れもなく私たちです。私たちはこのまちの未来を担う青年経済人として、また地域のオピニオンリーダーとして、強靭な思想とぶれない確固たる信念をもち、先人達から受け継いだ「今」を、全国97番目に発足したLOMとしての誇りと覚悟をもって力強く運動を展開していくことで、未来の児島の「明るい豊かな社会」へとつなげて参ります。

  • スローガン
  • 情報開示
  • 定款
  • 倉敷市民憲章

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