(一社)児島青年会議所2026年 理事長所信

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2026年理事長     藤井 雅矩
勤務先      有限会社 藤井石油店
生年       平成1年

【はじめに】

 児島は、瀬戸内海の豊かな自然に抱かれ、塩田のまちとして栄え、やがて世界に誇る繊維産業、特にジーンズのまちとしてその名を広めてきました。その歩みの背景には、先人たちのたゆまぬ努力と挑戦があり、地域の発展と私たちJCの運動の礎を築いてきました。私たちは、その歴史と想いを受け継ぎながら、未来に向けて新たな一歩を踏み出す責務を担っています。
 青年の使命は、無難な方法で現状に満足するのではなく大胆な手法で、限界を超え可能性を広げることにあります。変化の激しい時代において、成長を止めれば後退を意味します。だからこそ、学びを深め、自らを鍛え、挑戦し続ける姿勢が不可欠です。青年の責務は、自己成長、挑戦、そして未来への責任という三つの柱で成り立っています。知識や経験を積み、人間性を磨き、困難に立ち向かい、失敗を恐れず行動することで、私たちは自らの限界を超え、新しい価値を生み出すことができます。
 私たちの挑戦は決して個人のためだけではありません。人々に必要とされ、地域とLOMの特色を活かした持続可能な運動を展開することこそ、私たちJAYCEEの使命です。昨日までの自分を超える一歩は、地域の未来を照らす新時代の燈火となり、仲間や市民とともに力を合わせることで、その光はさらに大きく広がります。先人が築いた礎を受け継ぎながら、地域の自然や文化、人から人へと伝わる技術を守り、次世代に誇れる児島を創るため、挑戦的かつ創造的な運動を続けてまいります。その歩みは、昨日までの自分を超え、限界を超えた先に広がる新しい時代へとつながります。共に挑み、成長し、未来を創ること。それこそが、児島JCの使命であり、私たちの誇りです。

【未来共創について】

 JCの運動は、同じ志を持つ仲間が集い、互いに挑戦することで、地域に変化と活力をもたらします。地域社会は絶えず変化し、多様な課題に直面しています。その中で JCが果たす役割は、単なる活動やイベントの実施にとどまらず、地域の未来を見据え、新たな価値を創造する力となることです。組織の前進には、JCの理念や価値に共感し、未来を共に創ろうとする同志を迎え入れることが不可欠です。地域に信頼され、社会に影響力を持つ組織であり続けるには、仲間一人ひとりの情熱と主体性が何より重要です。
 私たちが自らの可能性を信じ、JAYCEEとしての誇りを持つこと。それが組織としての挑戦を支え、全体の力を高める要となります。仲間と互いに刺激し合い、高め合う循環が生まれることで、私たちの使命は地域に確かな形で届き、JCとしての存在意義は社会に深く根付いていきます。そしてその過程において、規範意識を持ちながらも時代の変化に柔軟に対応できるリーダーを育むことこそ、未来を担う組織としての責務であり、地域にとっても大きな財産となります。
 時代の変化に応じて常に自らを磨き続けることが求められています。会員拡大と成長の循環は、組織を前進させる車の両輪です。新たな仲間を迎え、互いを尊重し学び合う文化を育むことで、児島JCはより強固で、魅力ある組織へと進化していきます。メンバー一人ひとりが理念を胸に行動し、互いを支え合い、規範意識を大切にしつつ柔軟なリーダーとしての姿勢を培うことにより、私たちは地域社会の未来に向け、力強く一歩を踏み出してまいります。

【創立70周年を迎えるにあたり】

 本年度、児島JCは創立70周年という大きな節目を迎えます。創立以来、数多くの先輩諸氏が情熱と信念を胸に、地域の発展と人づくりのために力を尽くしてこられました。その歩みは、決して現状に満足することなく、常に新たな挑戦を選び取り、幾多の困難を乗り越えてきた歴史そのものです。70年という歳月は、限界を超えて可能性を切り拓いてきた連続の証であり、その軌跡が今日の児島JCの礎を築いています。
 私たちは、この挑戦の歴史とそこに込められた想いをしっかりと受け継ぎ、次の時代を切り拓く存在でなければなりません。節目は終着点ではなく、新たな挑戦のスタートラインです。社会や地域を取り巻く環境は急速に変化し、先行きの見えない時代が続いています。だからこそ、私たちは可能性を信じ、未来を照らす灯となる勇気を持ち続けなければなりません。その勇気は、過去から与えられるものではなく、今を生きる私たち一人ひとりの決意と行動によって育まれるものです。これまで積み重ねられてきた歴史と想いを胸に、私たちは自らの限界を超えて挑戦し、地域の可能性をさらに広げる一歩を踏み出します。その歩みは、決して一人で成し遂げられるものではなく、多くの人々と手を取り合い、互いに刺激し合いながら進めていくものです。連綿と続く挑戦の炎を絶やさぬよう、私たちは力を合わせ、より良い地域の未来を築く力となることを目指します。
 70年の歩みは、私たちに揺るぎない信念と行動の指針を示してくれました。その背中から学ぶのは、困難の中にこそ成長の機会があり、挑戦の先にこそ新しい可能性が広がるということです。その想いを受け継ぎ、昨日までの自分を超えて進む先にあるのは、限界を超えたその先に広がる新しい時代です。私たちは、その時代を自らの手で切り拓く主体者として、次の世代へと希望のバトンをつないでまいります。

【総務ブランド向上について】

 私たちの組織は、試行と工夫を重ねながら成長を続けています。強さを維持し未来を担う人財を育むには、確かな基盤の上に柔軟で計画的な運営を築くことが欠かせません。さらに、変化の時代に対応するために即したルールを定めて守り、限られた時間を有意義に活用することが重要です。メンバー一人ひとりが自らの可能性を信じ、互いに支え合いながら学びを深めることが、組織全体の力を高める源となります。
 例会は理念と情報の共有や課題確認を行う場であり、理事会は方向性を示し意思決定を担う中枢です。これらの場での効率的な議論と協働を通じて信頼関係を築き、組織の統率力を高めていきます。その結果、各メンバーが力を発揮できる環境が整い、一体感と強さが生まれます。
 ブランドとは、単なるロゴやネーミングではなく、人々の心の中に築かれる、企業や組織に対する認識や信頼、そして共感の総体です。その価値は、日々の誠実な行動や一貫した姿勢、未来への志によって、積み重ねられ、着実に高められていくものです。ブランド価値の向上には、内部での学びや対話を通じた結束力の強化とともに、それを社会へ伝える広報の力が不可欠です。会議や事業で得られる気づきや成果は、組織の誇りとなり、内面からブランドを支える原動力となります。そしてその魅力を外部に届けるためには、ただ情報を発信するだけでなく、「参加してみたい」「応援したい」と思われるような広報が求められます。興味を引き、共感を呼び起こすストーリー性や表現力をもった発信は、人々の心に届き、組織のブランドをより深く、より広く育てていくのです。
 次世代を見据えた運営とブランド向上を軸に、時代に即したルールを守り、限られた時間を最大限に活かしながら、メンバー一人ひとりが力を発揮できる組織を築き、確実に前進してまいります。

【事務局について】

 現在も事務局員の支えをいただきながら、児島JCは日々の活動を進めています。その確かな支えに感謝をしつつ、これからの時代にふさわしい事務局体制を築くための準備を進めてまいります。
 本年度は、新旧の知識や経験を丁寧に整理・引き継ぐ大切な 1年です。これまで培われた知恵を継承しながら、属人的な経験に依存せず、誰もが理解し活用できる「業務マニュアルの整備」を進めます。また、限られた時間を有効に活用し、効率的かつ柔軟な活動を支えるために「デジタル化の推進」に取り組み、これらを通じて長期的にも安定した、持続可能な運営体制の確立を目指してまいります。さらに、LOMメンバーが事務作業を分担し主体的に関わることで、組織運営の全体像や仕組みを理解することができます。日々の業務を通じて組織の構造や運営プロセスを体感することが、メンバー自身の成長と組織力の向上につながります。
 事務局は単なる裏方ではなく、組織全体を前進させる重要な基盤です。私たちは「支える事務局」から「共に歩む事務局」へと進化させ、確実な引き継ぎとともに、最大限の力を発揮できる環境を整えてまいります。
 メンバーと事務局が一体となった運営こそが、児島JCの未来を力強く、かつ長期的に持続可能に切り拓く原動力となるのです。

【姉妹・友好LOMについて】

 児島JCは、国内外に多数の姉妹・友好LOMを有し、その規模と広がりは全国でも類を見ないものです。この豊富なネットワークこそ、児島JCの大きな強みであり、組織としてのスケールメリットを最大限に発揮できる基盤となっています。
 国内の姉妹・友好LOMとの連携は、合同事業や情報交換を通じ、地域間ネットワークの強化と実践的な学びをもたらします。また、海外の姉妹JCとの交流は、異なる文化や価値観に触れる機会を提供し、メンバーの視野を広げ、柔軟で国際的な発想を育む重要な体験となります。
 多彩なネットワークを通じて得られる経験や信頼関係は、メンバーの成長と組織全体の力を高める原動力です。私たちは、児島JCならではのスケールメリットを活かし、実践的な学びや共同事業に結びつけることで、組織の発展とブランド向上、地域・社会への貢献を次世代へと継承してまいります。今後も積極的に姉妹JC・友好JCと関わり、交流を深めることで、児島JCの可能性をさらに広げてまいります。

【有事に際して】

 有事はいつ起こるかわかりません。そのなかでも率先して動くことができるのが JC です。まずはどこで有事が起こったかをいち早く把握し、メンバーの安否が速やかに確認することができる ように連絡体制を整えます。そして岡山県内 15LOM の連携はもちろんのこと、地区、日本とこ れまでに培ってきた繋がりを活かし、局面に合った支援策を早急に実施します。

【出向について】

 出向は、メンバーが児島JCの枠を越え、幅広い視野で学び、経験を積む貴重な機会です。私自身も過去に岡山ブロック協議会、中国地区協議会、日本青年会議所に出向し、多くの学びや仲間を得ることができました。その過程で築いた友情は、一生ものの財産となり、個人の経験を深めるとともに、組織の活動にも新しい視点をもたらします。LOMの中にも、過去に出向を経験したメンバーが多く在籍しており、その知識や経験を日々の活動に活かしています。出向で得られる気づきや学びは、単に個人に留まらず、LOM全体の取り組みをより確かなものにし、メンバー同士の連携や協力の広がりにもつながります。また、出向で築かれる人とのつながりや信頼関係は、今後の活動においても大きな支えとなり、互いに刺激し合いながら取り組む姿勢を後押しします。
 さらに、出向はLOMでの役割をしっかりと果たしながら取り組むことが重要です。日々の活動や運営を全うしつつ、出向で得た学びを還元することで、組織全体の取り組みの質が高まります。私たちは、出向の経験を通じて得られる多様な気づきや考え方を積極的に活動に取り入れ、メンバー一人ひとりの力を引き出すとともに、地域社会への関わりをより充実させていきます。

【有事に際して】

 想定外の出来事は、いつ訪れても不思議ではありません。南海トラフ地震のような大規模災害の可能性も、決して遠い話ではなく、私たち自身の現実として捉える必要があります。過去の有事においては、地域の人々や各地の仲間との助け合いによって困難を乗り越えてきました。その経験は、「平時に築いた関係こそが非常時の力となる」という確かな学びを私たちに与えてくれました。岡山ブロック協議会や各LOMとの連携もまた、地域を守る大きな力となってきました。
 有事に必要なのは、冷静に状況を見極める力と、その時々に応じて柔軟に動く姿勢です。青年である私たちは、日常の運動や活動を通じてそうした力を培い、地域から信頼される存在でなければなりません。常に未来を見据え、有事を想定し続けることが重要です。仲間と培う信頼関係、地域との絆を大切にしながら、児島JCは「備え」と「連携」を軸に、安心と希望を守り抜く存在であり続けます。

【むすびに】

 なぜ、私たちはJCをしているのでしょうか。仲間との出会いのためか、自己成長のためか、それとも事業をやり遂げる達成感のためか。JCに身を投じる本当の理由は、地域に必要とされ、未来を担う子どもたちに誇れる社会を築くためであり、次代を切り拓く責任を果たすためにほかなりません。その想いはスローガン「NO LIMIT」に込められています。現状にとどまらず、限界を超えて挑戦し続ける姿勢。過去にとらわれることなく、常に新しい発想と革新の心をもって歩みを進めることで、昨日までの自分を超え、新しい価値を創出し、地域に変化をもたらすのです。
  • スローガン
  • 情報開示
  • 定款
  • 倉敷市民憲章

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