(一社)児島青年会議所2019年 理事長所信

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2019年理事長           橋本 健太郎
勤務先     株式会社杉屋ダイワークス
生年月日     1980年10月24日

【はじめに】

  我々は一体何者なのでしょうか。この世に生を受け、日本という国に暮らす、児島のまちを形作っている最小単位の存在、つまり源であると考えます。一人ひとりの存在が家族や会社、地域コミュニティーを構成し、児島のまちは成り立っています。その中の尊い存在が我々なのではないでしょうか。我々の存在なくして児島のまちは存続することはできないし、これからの国やまちの未来を描き創造していく重責を担うのは他にいないと考えます。しかしながら一人ひとりが個々に力を使うだけは決してこの大きな責任は果たせません。主体者意識を持って心を一つにした同志が必要です。それこそが青年会議所であり、1956年より先輩諸兄より脈々と受け継がれ、児島の抱える多くの問題に向き合い、挑戦してきた児島青年会議所は我々の誇りです。さらに社会に対して影響力を持つ組織として、我々は長期的な変革を起こすために持続可能な運動をしていかなければなりません。
  近年でいえば少子化や人口減少問題など目まぐるしく移りゆく現代社会、地域の問題を分析し、今こそ力を合わせこれら問題に挑戦することが我々の使命と考え、またこの使命に燃え、地域に根差した運動を展開することで、児島の明るい未来を共に創っていこうではありませんか。

【会員育成と拡大】

  児島のまちを形成しているのは我々一人ひとりです。その存在が個々に優れ輝くためには、人生において誰にも待ち受ける試練を避けるのではなく受け入れ、果敢に挑戦することこそが人生の活路を見出すことに必ず繋がるのです。そうして身につけた人間力は他の人を引きつけ、さらに多くの存在がまちに生まれます。ひいてはそれが児島のまちの発展の大きな礎となるはずです。我々はその先駆けとなるべく、率先して考え、行動できる人材を発掘し、育成していきます。
  同時に我々の運動に対し深い理解と共感が得られる情報発信をすることで、児島の未来を描くことのできる環境を青年会議所と共有し、世間や故郷を思い、誇りを持って生き抜く力を発揮できる人材を仲間として迎え入れ、一人でも多くの児島を愛する児島人を創出していきます。

【まちづくり】

  スローガンの「知行合一」とはしっかりと納得してから行動するのではなく、時に悩みながらもそれと同時に行動をまずは起こそう、旺盛な行動力こそが青年の特権であるという意味を込めています。知識や経験ではかなわないが勇気と情熱を持ち合わせた行動力はまちの活性化に十分に発揮すべきです。
  児島青年会議所では地域コミュニティーを基盤とする児島に根差した事業を継続的に行っており、地域にしっかりと溶け込みつつある一方、会員の負担や事業発足当時からの意識変化など諸々の課題も明確になってきています。事業開催についての意義や組織体制について改めて見直し進化を遂げるときが今なのです。検証と実行を繰り返し、今行うべき最良の事業として行政、他団体と共有できる事業を行い、児島のまちの活性化に繋げます。
  また同時に地域コミュニティーの縮小や地域産業の担い手といった課題解決に向けて若い世代に目を向け、児島の人、まちの魅力に触れ児島市民の共感を呼ぶ事業を展開することで、若い世代が児島に誇りを持ち、児島のために何ができるかを考え行動することのできるきっかけや環境を作ることで、愛する児島の明るい未来を実現していきます。

【組織運営】

  青年会議所における組織運営は社会の基本とも考えられます。会議の設営に際しては情報共有の効率化、財政面での財務管理と明瞭化、体質健全化並びにコンプライアンスの徹底に努め、メンバーにとって気づきや学び多き場とし、同時に児島青年会議所の運動の効果を高める運営をしていかなければなりません。また企業経営におけるモデルケースとなる組織体制を地域のリーダーとなる情熱とプライドを持って構築していきます。それこそが青年会議所の価値をさらに高め、他団体との強靭な信頼関係や協力体制に寄与するのです。

【むすびに】

  児島の長い歴史の中で常に地域の課題は多様化しているように感じます。その中で児島青年会議所の運動も時代に即した思考を持って事業が展開されてきました。当時に比べると漁業や海運業、繊維業などをはじめ他の地域産業も大きく変化してきています。それぞれ個人の人生課題解決に終始することなく、連綿と受け継がれてきた国やまちに感謝しつつ、児島の抱える問題に主体性をもって向き合い、児島の明るい未来に向けて進化させ、次世代に継承していけるよう、メンバーが心を寄せ果敢に挑戦し続けることこそが、我々青年会議所の使命だと考えます。
  この事を決して他人事ではなく自分事として捉え、誰かに頼るだけではなく自分が出来ることを考え実践していく強い気持ちで、児島青年会議所の運動を「明るい豊かな児島」の実現に向けて進めていきます。
  • スローガン
  • 情報開示
  • 定款
  • 倉敷市民憲章

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